インターネットとは

インターネット(英語表記: the Internet)は Internet Protocol(IP) を用いて接続されたコンピュータからなる、世界規模の情報通信網のことをいいます。

1.インターネットは誰が管理しているのか

インターネット接続している個々のネットワークにはネットワーク管理者がいます。会社なら情報システム部や総務部などが担当となり、プロバイダなら社内にネットワーク管理者さんがいます。しかしインターネット全体の管理者はいません。ネットワークを構成する会社やプロバイダが、需要に応じて回線の増強を行い他のネットワークとの接続を行っています。つまり自律分散型になっていて、個々のネットワークが最適な行動をとることでインターネットが成り立っています。
もともとインターネットが始まったきっかけは1961年にアメリカで発生した電話中継基地の爆破テロにより、国防省の軍事回線がダメになり、中央集権的な通信システムでは障害に対応できない為に分散ネットワークの研究がスタートして、のちにネットワーク同士をつなぐルータが開発されネットワークを次々に増殖できるようになりました。わずか4拠点から始まったネットワークが次第に増え、現在の様なインターネットになりました。

2.ドメイン名とIPアドレスの管理について

(インターネットに出てくる用語についても説明します)
2-1 何処が管理している
インターネットで住所に相当するIPアドレスと宛先(名前:ドメイン名)は世界に一つでないと相手を特定することができませんので、特定の団体が管理しています。それがICANNという非営利団体です。その前身はIANAという組織が担当していましたがICANNに移管され現在に至っています。
ICANNでは全てのIPアドレスを管理しておらず、世界を5地域に分けそれぞれの組織にIPアドレスの権限を委託しています。アジアおよび太平洋地域はAPNICが管理しており、日本はAPNICに属するJPNICが「jpドメイン」の管理をしています。 実際のIPアドレス付与はレジストラと呼ばれるたくさんの企業(レンタルサーバー事業者など)に委託しています。

(*)ICANN:The Internet Corporation for Assinged Names and Numbers
(所在地:アメリカ合衆国 カルフォルニア州)の略です。

(*)レジストラ:ユーザからの要求を受けて、ドメイン名を地域インターネットレジストリに登録を行う業者の総称です。

2-2 IPアドレス、ドメイン名
ンターネットなどのネットワークでは装置間通信をIP(Internet Protocol)という共通のプロトコル(通信の取決め)によって行います。IPアドレスはこのIPネットワークでの個々の機器を識別するための固有の番号で、データの宛先の指定や送信元の特定などに用いられています。

例:通常は 192.168.100.1の様な数字の羅列で表記します。
この様なIPアドレス(数字の羅列)では人はわかりづらいです。そこでそれをわかりやすくしたものが、ドメイン名です。一般的には英数文字使用名前をIPアドレスに対応させて使用します。

例:「tohan-denshi.co.jp」というドメイン名は「192.168.100.1」というIPアドレスに対応しています。
人は「ドメイン名」がわかりやすい、機械(パソコン・コンピュータ)はIPアドレスが処理(理解)しやすい。そこでその間を取り持つものにDNSサーバがあります。
例:人が「tohan-denshi.co.jp」と入力すると、DNSサーバに問い合わせを行い「192.168.100.1」と変換して相手方に接続処理を行います。

2-3 プロトコル
インターネットはIP(Internet Protocol)に基づいていますので、物理的な通信形式が導線・光ファイバー・無線のいずれかを問わずに通信することができています。

・IP(Internet Protocol)の主な取り決め内容
 〇通信するコンピュータを一意に特定できるようにIPアドレスを利用する
  (IPアドレスの形式や構造)
 〇ルーティング処理の方法(データを送り届ける仕組み)
 〇パケット交換方式の仕組み(データを送り届ける仕組み)

2-4 ポート番号
コンピュータなど通信機器が通信に使用するプログラムを識別するのに用いる16ビットの番号で、0~65535番まであります。
インターネット通信においては、 IPアドレスがあればネットワーク上のコンピュータ(通信機器)を一意に識別することができますが、 該当コンピュータ(通信機器)のどのプログラムに通信パケットを届けるかは、 IPアドレスだけでは決定できませんので、どのプログラムに通信パケットを渡すのかを決定するためにポート番号を使用します。
例えば:
クライアントがHTTPを使って通信する際は、該当サーバのIPアドレスとポート番号80番を指定してパケットを送ります。 ここでポート番号80番を指定するのは、HTTPのサーバは、80番ポートでパケットを待っていることが多いためです。 サーバ側では、80番ポートが宛先となっているパケットが届くと、事前に指定しておいたそのポート宛のパケットを処理するプログラム(ApacheやIISなど)が動きパケットの中身を処理します。

(*)Apache(Apache HTTP Server):全世界的に普及しているWebサーバのソフトです。 (*)ISS(Internet Information Services)の略:Windowsで利用できるWebサーバーソフトです。

3.インターネットを利用するには

インターネットを利用するためには基本的に次の3つが必要です。
・インターネット通信回線
・プロバイダ
・接続装置(通信機器)

インターネットの通信回線やプロバイダには数多くの業者があります、その中から自分のライフスタイルに合ったものを選んで契約する必要があります。接続装置にも色々な種類がありますので、ご自分の使いやすいものを選択してください。
3-1 インターネット通信回線
インターネットを利用するには「通信回線」を選定し契約が必要です。
通信回線とはインターネットのデータを送受信するための回線です。通信回線には主には「光回線」、以前は「ADSL」がありましたがこのサービスは廃止または廃止傾向にあります。
光回線が主流のインターネット通信回線です。通信速度が速く安定したデータ通信を行う事ができます。

3-2 プロバイダ
信回線の選定ができればプロバイダの選定になります。
ロバイダとはインターネットへ接続を行ってくれる通信業者となります。インターネット上の色々なサービス(メール・ホームページ・IP電話等)を提供しています。 また、先の通信回線業者と同一(一体化)したプロバイダ業者もありますので、選択肢の一つにいれるのもよいかと思います。
インターネットにつながらないとき、その状況によっては。通信回線業者かプロバイダ業者か問い合わせる先がかわりますが、この時通信業者と同一(一体化)した業者さんの場合問い合わせ先が同じですので便利です。

3-3 接続機器
信回線・プロバイダ業者の契約ができれば用意した接続機器をインターネットに接続します。
続機器とはパソコン・スマホ・タブレットなどが代表的ですが、ゲーム機器などもインターネットに接続して利用する場合があります。
ご自宅や会社などで複数台の接続機器(パソコンなど)がある場合はルータ(スイッチングハブ)が必要になります、ルータには有線と無線があります。
有線の場合LANケーブルにて接続します。
無線の場合無線LANを利用します(通常無線LANをWiFiと呼びます)。 スマホなどはWiFiを利用したほうが通信料金の節約になります。

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