プロトコルとは、例えばAさんとBさんがいます。
・Aさんは「日本語」でしゃべります。
・Bさんは「英語」でしゃべります。
・Aさんは「日本語」で聞きます。
・Bさんは「英語」で聞きます。
とすると AさんとBさんの会話は成立しません。
この場合でしたら、AさんとBさんの会話の取り決め(プロトコル)を事前に取り決めれば大丈夫ですね。

・Aさんは「日本語」でしゃべります。
・Bさんは「日本語」でしゃべります。
・Aさんは「日本語」で聞きます。
・Bさんは「日本語」で聞きます。
の様に。
われわれの業界でプロトコルといえば、通信関係ですね。
最近では減りましたが【RC232C】の様な非同期シリアル通信では事前に通信プロトコルを決めておかないと通信が成り立ちません。
RC232Cで簡単に説明を致します。
・ボーレート:9600bps,192000bps,384000bps
通信速度の事です bps はビットパーセックの略で
9800bpsは1秒間に9800ビットのデータ量を通信します。
数値が大きい程短時間に多くのデータ通信が出来ます。
・データ長:5~8bit
一つのデータ単位を5bi~8bitに選択します。
通常は7bitか8bitを選択刷ることが多い様です。アスキー文字のみなら7bitで可能ですが、日本語の様なカタカナ・漢字を使用するなら8bitになります。
・ストップビット:1bit,2bit,1.5bit
ストップビットは1バイトの通信が終了すると言った意味を持っており、スタートとストップビットの1バイト文字の区切りになるビットです。
スタートビットは1ビットで固定ですが、ストップビットは1bit,2 bit,1.5 bitから選びます。ストップビットは常にHIの状態でスタートビットがLOの状態です。ですからHIからLOになった瞬間が読みとるタイミングです。

・パリティビット:偶数・奇数・無し
通信の信憑性を向上するためにパリティビットがあります。
データビットとパリティビットを合わせて偶数又は奇数となるようにパリティビットを追加します。受信側でパリティに誤りがあれば「パリティエラー」を発生させ送信側で処理を行います。