閾値(threshold)とは

閾値とは境目(境界)となる値の事で、その値を境目に上下・左右で意味や判定・条件などが変わる(異なる)
値の事を言います。

例えば台風は熱帯の海上で発生した低気圧(熱帯性低気圧)のうち、最大風速(10分間平均)が
17.2m/s以上になったものを台風と言います。

この「17.2m/s」が台風の閾値です。「17.1m/s」では閾値以下ですので、台風とは言いません。

我々の業界では電圧(V)*1や電流(A)*2をよく用います。
*1 V:電圧を表す単位で「ボルト」と読みます
*2 A:電流を表す単位で「アンペア」と読みます

例えばデジタル回路ではよく使用するIC(TTL-IC)があります。

ICは一般的にある入力に対して決められた出力を出します、この入力や出力はそれぞれのICによって異なります。

デジタルの世界では「H」*3「L」*4の2通りしかありません。TTL-ICでは(使用する電源電圧は5Vです)
・入力される信号は 2V以上を「H」*3、0.8V以下を「L」*4と判断して動作しますのでこの電圧値が閾値です。

tohan

*3「H」:High 又は 「1」 とも表現します
*4「L」:Low 又は 「0」 とも表現します

制御機器等で回路を構成(設計)する際はこの様な閾値を十分理解して回路を構成します。
閾値値を理解せずに回路を構成すると「L」のつもりが「H」と誤って判断し思い通りの動作をしない
事があります。