FPU(Floating-Point Unit)不動小数点ユニットとは

FPUとはコンピュータ(PC)の処理装置の一部で、数値データの浮動小数点の計算に特化したIC(演算装置)です。

浮動小数点は小数点以下を任意で設定でき(一定の制限はあります)、処理できる数値の範囲が広くなり、グラフィック処理・
シミュレーション・科学計算などでよく用いられます。FPUは浮動小数点を高速に処理する事を得意とした集積回路(IC)で
コンピュータ(PC)のCPUの数値演算処理の肩代わりをする事で使用します。

 以前はコンピュータ(PC)の拡張カードやCPUの拡張バスとして専用のソケットを装着して使用していました。
これはかつての安価なコンピュータ(PC)では大量の浮動小数点演算を行う用途は限られていたため、FPUが
拡張装置としてCPU本体とは別に存在していた為です。

しかし近年ではCPUの機能・性能の向上やコンピュータの使用用途が拡大し、FPUの役目をする演算機能を
CPU内部に盛り込まれる様になり、一般的なコンピュータ(PC)にも使用される様になりました。

また弊社でも使用している組込型のマイコン(CPU)に於いても以前は浮動小数点を使用すると処理時間を要して
遅くなり製品仕様上問題が発生する為に別の方法で回避していました。
しかし近年の組込型マイコン(CPU)では浮動小数点機能が内蔵されるものや、演算処理速度そのものが
桁違いに早くなった事、使用する高級言語用コンパイラの性能向上などもあり浮動小数点の演算を以前の様に
処理速度を気にしなくても扱えるようになり開発効率もよくなり製品仕様の向上にも貢献しています。